私たちの存在意義
子どもたちへ
希望に満ちた世界を。
大人はみな、かつては小さな子どもでした。
そして私たちにとってもそうであったように、未来はいつも、子どもたちのためにあります。
私たちは、この普遍的な概念に真っ直ぐ向き合い、
30年後に花開くような地道な種蒔きを無数にやり続けることで、
子どもたちが当たり前に未来にワクワクするような持続可能な世界を、身近なところから着実に築き上げていく会社です。
ビジョン
私たちひとりひとりの日々の生活が平穏で安定したものであることが平和への第一歩です。
かつての日本のように、家庭、地域社会、地域経済が自立したうえで多様性を尊重し合い、合理的に創造し、調和のとれた平和な社会を復元していきます。
今からたった150年前に日本に現れた化石燃料は、私たちに多くのものをもたらしましたが、付き合い方を見直すタイミングにきています。
化石燃料に依存した非効率な社会システム(負の遺産)を次世代に遺すのではなく、自然のチカラを活用した合理的で調和のとれた社会システム(正の遺産)を次世代へ贈るルーティンへ転換し、いつの時代も子どもたちを主人公として、子どもたちがやがて大人になり感謝を込めて社会へ還元するという持続可能な好循環を目指します。
「ドーナツ経済モデル」
「人類の長期的な目標から始めて、その目標を実現させられる経済思考を模索してみたら、どうなるだろうか」そんな思考からオックスフォード大学のケイト・ラワースが生んだ考え方が「ドーナツ経済モデル」です。
人間の活動がもたらす環境負荷が外枠(ドーナツの外)をはみ出ることなく、かつ地球上のすべての人々が内側(ドーナツの穴)に取り残されることなく生きていける状態。オランダ・アムステルダムは世界に先駆けて「ドーナツ経済モデル」に基づいた都市計画を発表しています。
下図は、オランダ・アムステルダムのドーナツ経済モデルからヒントを得て、K&Eの目指すビジョンを重ね合わせ再構成したものです。中心にある4つの事業を成熟させていくことで、「人間にとって安全で公正な範囲」を保った社会システムを目指します。
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K&Eが目指す社会の姿
自立分散型社会システム
[ライフライン関連事業の理想像]-
プロトタイピング = 手作り
時間をかけ、多様性があり創造的なものづくりを。 -
適量生産
プロトタイピングを各地に移植し、地産地消でものづくり。 -
適量消費
足るを知る。価値のあるものを吟味して選択する。 -
最低限廃棄
高品質なものをメンテナンスを行い長持ちさせる。職人による手づくり+メンテナンスが高品質で耐久性も高い。 -
ステークホルダーの利害バランスで調和
顧客/パートナー/スタッフ/地域コミュニティ/自然環境/株主の利害バランスにより成立。これらにより以下の事象が引き起こされる
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適正原価
資源の無駄遣いが減少。素材の品質が担保される。 -
適正賃金
職人・クリエーターは適切な時間働き、見合った報酬を得る。 -
適正利益
持続可能、再生産可能な適正な利益の確保。 -
適正価格
過小評価を防ぐブランディングにより適正な価格で販売。 -
市場原理で経済的に問題が生じれば
継続のために供給システムが柔軟に変化する
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現在の社会
依存集約型社会システム
[生活必需品ではない製造業のモデル]-
プロトタイピング = 手作り
大量産を前提に画一的で効率重視、短納期での生産を求められる。 -
大量生産
原価を下げるための量産設計で、生産場所を一箇所に集約。 -
大量消費
低価格を武器に廃棄を前提とした購入を最大化する。 -
大量廃棄
売れ残れば廃棄、売れたものも使い捨てで大量のゴミが発生。廃棄による次の需要を前提にした量産品は低品質で耐久性が低い。 -
株主の利益+外部不経済バランスで成立
低賃金/廃棄コスト/環境負荷などの外部不経済を前提としなければ成立しない。これらにより以下の事象が引き起こされる
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低原価
原価低減により、資源の無駄遣いがエスカレート。素材の品質が粗悪化。 -
低賃金
労働者は付加価値創造する余地がなく、賃金は最低限に抑えられる。 -
低利益
利益を薄くして品物を多く売る「薄利多売」が必須に。 -
低価格
周知に高いメディアコストがかかる。 -
市場原理で経済的に問題が生じれば
供給システム自体が消滅、あるいは外資化する
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私たちの使命
QOL SCIENCE
かつて江戸時代の日本人は、100%有機農業で自給自足のカーボンニュートラルライフを実践していました。また100%職人による手づくりの建築、電線の一切の無い美しい街並みと自然環境のなかで豊かに文化的に暮らしていました。
こうした先人たちの知恵と合理的なルーティンに学びを得ながら、人間が人間らしく生きるためにQOLを高めるための課題解決プログラムを開発・提供し続けることがK&Eの使命です。
小資本や地域資本の挑戦と創造が国力の源泉と考え、地域資源(エ・食・住・人材)を最大限活かせるライフライン事業のプラットフォームを構築し、挑戦するパートナーと共に着実に成長していきます。
経営理念
私たちは真善美の価値基準をベースに、顧客・パートナー・従業員・地域コミュニティ・自然環境・株主という6者のステークホルダーの長期的な利害バランスの調和をとることで、賢く・優しく・美しくをモットーに持続可能な経済活動・会社経営を目指します。
ステークホルダーの利害をバランスする
長期的に持続可能な経営
行動指針
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家族や仲間を
大切にします。 -
家族や仲間は私たちの第一のステークホルダーです。
身近な人たちを知り、良好な関係を構築することが平和への第一歩です。
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地域を大切にします。
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豊かな土壌が豊かな作物を育てるのと同様に豊かな地域コミュニティが豊かな人材を育成します。
地域への貢献がより良い子育て環境を生み出します。
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自然を大切にします。
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自然の恵みを最大限に活かすことができれば、エネルギーも食料も安価に得ることができると共に
その美しさから調和の重要性を学べます。
自然環境を壊してしまえばその恩恵を受けることが困難になります。
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挑戦します。
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リスクを負って挑戦しなければ創造力は鍛えられません。
世界をより良いものにするために必要な創造力を最大化するために挑戦を続けます。
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合理的に考えます。
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感情を抑えれば、論理やテクノロジーで解決できる課題はたくさんあります。
真に合理的であれば持続可能なものにできるはずです。
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自律します。
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他責を排除し、自らが当事者となり失敗を糧に成長を続けます。
他責は他者依存を生み、思考停止に繋がる最大のリスクです。
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尊重します。
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他者を尊重し他者の才能にあやかります。
多様性を尊重することで多様なニーズを多様なソリューションで解決することができるはずです。
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創造します。
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合理的な仕組みを調和のとれたものにするためにひたすら創造します。
本質を捉え、合理的に汗をかくことで着実に成果を出します。
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美しくします。
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合理的で調和のとれたものは持続可能であると同時に美しくなります。
美しいものはみんなに愛されるはずです。